津山榕菴(ようあん)珈琲をどうぞ!
こんにちは、総支配人の中地です。
6月(予定)から客室で提供する新しい珈琲のお知らせです。
本日は、快晴。ドライブ日和です。
そんな天気のいい中、岡山県北津山の「ばんこく珈琲」さんへ仕入を兼ねたご挨拶に行ってきました。
コーヒーは、漢字で「珈琲」と書きますよね。
この「珈琲」という字は誰が考えたかご存じですか?
それは、、、、、
津山藩医であり洋学者(蘭学者)の宇田川榕菴(うだがわ・ようあん)なのです。
榕菴は幕末の頃、西洋医学や化学などの翻訳を行い、「酸素」「水素」など、それまで日本になかった言葉を生み出した方です。
日本の近代科学の発展に大きく貢献した人物です。
「珈琲」という字はオランダ語のkoffieに漢字をあてただけではなく、「珈」は女性の髪につける玉飾り、「琲」は玉飾りの紐の意味があり、枝に連なる真っ赤なコーヒーの実を表しています。
「珈琲」の意外な歴史にびっくりですね。
以前ご紹介した岡山市表町のオランダ通は、江戸時代長崎県出島のオランダ商館医であったドイツ人医師シーボルトと楠本お滝との間で生まれた娘、楠本イネ(俗にオランダおいね)にちなんで名付けられていたり、何かと洋学者(蘭学者)と馴染みの深い岡山です。
津山洋学資料館には、上記の宇田川榕菴(うだがわ・ようあん)はじめ西洋の内科医学を初めて紹介した宇田川玄随(うだがわげんすい)、幕末の対米露交渉に活躍した箕作阮甫(みつくりげんぽ)など、津山ゆかりの蘭学者らの資料を展示しています。
話は、戻りまして、「ばんこく珈琲」さんは、当時(江戸時代)に飲んでいた品種に近い希少な豆を探して現代の焙煎方法で焙煎ブレンドした【津山榕菴珈琲】を販売されています。
今回、【津山榕菴珈琲】に加えて【津山珈琲物語 町】のドリップパックを購入させていただき、6月(予定)から後楽ホテルのお部屋で希望のお客様にご提供できればと、思っています。価格は、セットで440円(税込)です。
ご希望のお客様は、フロントに電話で注文していただき、フロントからドリップパックをお持ちします。
是非、珈琲に馴染みが深い岡山県北の津山をイメージしながら【津山榕菴珈琲】をお召し上がりください!
津山に行かれてもし、津山榕菴(ようあん)珈琲が飲みたくなったら・・・
旧中島病院本館のカフェコーナーで注文できますよ!
旧中島病院本館は、NHKの「あぐり」のロケ地にもなっていました。